坪井紀将(ヲトシグレ) × ロック・クマダ(theクラウドエンプティーズ)

2015年04月20日 21:49

  

  前身バンドの話もあると思いますが、ヲトシグレとtheクラウドエンプティーズの馴れ初めを教えてください。

 

坪井紀将(以下ノリ):それ考えると付き合いめっちゃ長いね。

ロック・クマダ(以下クマダ):長いですねぇ。俺とノリさんはそれこそ6年ぐらいの付き合い…

ノリ:そんな経つか。

クマダ:前身バンドの時にお互いに今とは違うバンドをやってて(ロック・クマダはTheモラトリアムスパゲッチーズ、坪井紀将は空想少年)…よく考えたらあの頃自分歌ってないですからね。

ノリ:考えられないね。あのころツナギ着てたし。

クマダ:金髪だったし。

  ギターに頭突きしてたし(笑)

クマダ:いや、今でもしたいよ(ドヤ顔)

一同(笑)

クマダ:たまにそういう衝動があるよ、ほんと!未だに覚えてるんですけど、俺がTheモラトリアムスパゲッチーズを抜けてノリさんが空想少年の解散企画終わってそのちょっとあとくらいに二人で喋った記憶があって。お互い新しいバンドでイベントで対バンしましょうよって話したんですよね。

ノリ:あぁ~覚えてる気がする。

クマダ:互いに核になって新しく動くバンドで一緒にやれたら楽しいですよねって。

ノリ:一個ストーリー的なものがね。

クマダ:なんか不思議な感じですね。

ノリ:改めて考えると。Jack In the Boxもそうだし、theクラウドエンプティーズもそうだし、何かつながってるよね。

クマダ:こうやって一緒にやれるのはうれしいですね。こういうのってやりましょうって言っても実現しないことが多いから。それこそどっちかが辞めちゃったりとかってことがざらにある世界じゃないですか。他愛のない口約束だったかもしれないけど、それを形にできるってのがいいですね。

ノリ:形になったね。これからだけど。

 

  ロマン地下vol.1からTheクラウドエンプティーズ、編成が変わりますがそのことについて詳しくよろしいですか。

クマダ:そうですね、ロハンからベースのmahoがサポートキーボディストとして入ることになっています。なのでロマン地下vol.1は僕らにとってもとても大事な日になるだろうし、一つ区切りになるだろうし。そういう意味でもまた楽しみになった。

  エフェクターボードの中身もその日から入れ替わるそうですが

クマダ:電源系統とスイッチャーが入れ替わって全てMIDIコントロールになって。だから今作ってる新曲なんかもそれに合わせてるのでサウンドがもっと自由になるというか。

ノリ:俺エフェクターの話されても実際よくわかんねえから(笑)

一同(笑)

ノリ:俺アン直だからね~

クマダ:憧れはします!

  嘘つけ!!

一同(笑)

  クマダさん今エフェクターいくつありますか?

クマダ:10個11個くらい。

ノリ:…そんなある…?

~この後数分ロック・クマダのマニアックな機材話が続く~

クマダ:僕らは本当に機材バンドだと思いますから。それありきでやってるところあるし、だからこそのフレーズもあるし。おそらく俺とアンラッキー五十嵐(Theクラウドエンプティーズのサポートベーシスト)だけで普通のバンドよりエフェクター使ってる自信があります(笑)

~また数分機材話が続く~

  

  互いのバンド印象はどうですか?

クマダ:うらやましいと思うところはありますね。うちのバンドはストレートな楽曲はやってないから。

ノリ:クラウドの曲はストレートだと思うよ。

クマダ:本当ですか!?ただ、どこかしらでひねくれてると思うんですね、主にアンラッキー五十嵐が(笑)なかなか一曲通してベースシンセかけっぱなしで弾く男いないですよ(笑)

 

  同じベーシストとしてああいうベーシストを見るとどうですか?

ノリ:アンラッキー五十嵐は俺がずっと尊敬してるベーシストなんだ。上手いし。それに俺と両極端だから。

クマダ:本当に真逆なベーシストだと思います。グルーブのノリから真逆な気がするし、プレイスタイルもそうだし。

ノリ:うん、昔からアンラッキー五十嵐のベースが好きなんだよね。

 

  今のところサポートメンバーのアンラッキー五十嵐とmahoの話しか出てきてないですけど(笑)

クマダ:あぁ、だいちゃん!だいちゃんは、クラウドはあいつがいないとまとまらないと思う。唯一あいつがちゃんと大人な気がする(笑)

一同(笑)

クマダ:あいつもキャラ濃いけど、

ノリ:そうね、すごいバランスしてるよね(笑)一番まともだと思ったのに、あれ?みたいな。

クマダ:まともじゃないんですけどね(笑)ただまぁ俺が転びそうになったとき一番助けてくれるのはあいつなのかなって思います。ああいうドラマーだからこそ俺も五十嵐も好き勝手できるという。そういう意味で言うとバランスは良いのかなと思います。

ノリ:ライブでも出てるからね。

クマダ:まぁ僕は大変ですけど!

  ライブでTell meって曲の始まりがバスドラの4つ打ちでMCしながら曲に入ってく中で、だいたいいつもアンラッキー五十嵐とかがふざけて他のバンドの曲を弾き始めたりとかすることじゃないですか。

クマダ:そうですね、最初はテンパりましたね(笑)処理しきれないしどこまでやっていいかわからないし。ただうれしい反面どうしようかなって思ってるのが。あれをやらないとお客さんが満足しない(笑)

一同(笑)

ノリ:最初アンラッキー五十嵐だけだったのにダイスケも乗るようになってきて、良い意味で「なんだこれ?(笑)」みたいな。

クマダ:あれが始まってからですかね、MCのネタを考えるのをやめたのは。カンペを作っても一回もそれ通りにならないです。

  ヲトシグレのロマンチカがそこではじまることも多々ありますが(笑)

クマダ:恐らくですがロマン地下vol.1の時にそれらしいことしそうな気がして怖いですね・・・

ノリ:別にいいよ(笑)

クマダ:正直思うのは、いろんなバンドのフロントマンよ、あれを処理してみろ!と。

ノリ:いや俺は無理だな。

  ロマン地下vol.1でヲトシグレがロマンチカをやるときに松原が他のバンドの曲を弾いてみるとか(笑)

ノリ:やってみる?(笑)

クマダ:どこまでやらせるかとどこで止めるかのタイミングは結構最初わからないです。

  何か先輩としてノリにアドバイスがあれば

クマダ:焦って早々に止めない。ちゃんとお客さんが“あ、あの曲だな”って理解したタイミングで止める。

ノリ:肝に銘じておきます。

一同爆笑

 

  最後にロマン地下vol.1への意気込みがあればお願いします。

クマダ:良い企画に誘ってもらって僕らとしても感謝しています。さっきも言いましたが新しい形としてのtheクラウドエンプティーズを120%で表現できればと思います。

※事情により4/25にmahoが出演できなくなりました。そのため当日は元メンバーであるジーザス西村が出演いたします。ご了承くださいませ。

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