坪井紀将×タクヤ(Jack In the Box)

2015年04月17日 01:46

  

 

ヲトシグレとJack In the Box、今回ロマン地下で一緒にやるわけですがお互いのバンドがどのようなつながりがあって一緒にやることになったのでしょうか?

タクヤ:つながりといえば、Jack In the Boxのメンバー三人は前にブッシュってバンドを高校生の頃やっていたんです。そのバンドのイベントで空想少年(坪井紀将の以前のバンド)を呼ばせてもらって、そこからノリさんとはよくしゃべらせてもらうようになって。ブッシュも見てもらっていたけど解散しちゃってジャッキンになった初ライブでヲトシグレと対バンして。

坪井紀将(以下ノリ):あぁ~、そうだったね。

タクヤ:ノリさんも松原さんもブッシュ見てくれてて、「戻ってきてくれてうれしい」って言ってもらえたのが記憶に残ってるし、うれしいことだなと。

ノリ:「おかえり」って言ったね。

タクヤ:って言う感じですよね俺らは!その直後にBalenoのかぶとたちが立ち上げたイベントで対バンして。わりかし両バンドとも新しいスタートを切ったバンドっていうところがあって。

ノリ:実際お互い前身バンドでは何回か対バンしたくらいで、そこまで深い繋がりはないんだよね。ただお互い見てたって感じで。

タクヤ:はい、俺も空想の解散ライブ行ったしノリさんも俺らの解散ライブ見に来てくれたし。

ノリ:その時のスプリットCD持ってるわ。

タクヤ:すげえうれしい。

 

  お互いのバンドの印象はどうお持ちですか?

タクヤ:そうだなぁ、ヲトシグレは空想少年でやってたようなこともやってるし、松原さんがギターでっていうような関係じゃないとやれないような曲をやってて。ノリさんもライブ中のノリとかあおり方とか歌い方とかも空想少年でなかった新しい一面みたいのがすごいでてて。前のバンドと違うタイプのもの見せてきてるんだなって印象が強いですね。

ノリ:そんな感じなんだ。本人は全然わかってないわ。

タクヤ:ええ!!そうなんですか!?全然違いますよノリさん!!(笑)

一同(笑)

タクヤ:ノリさん空想少年の時はもう一言一言メッセージがこもって、

 ヲトシグレだとこもってないってこと?(笑)

タクヤ:いや違う!!!

一同:(笑)

タクヤ:いい意味でライブ特有のアゲアゲでバカなノリっていうか!

ノリ:結構ふざけるしな。

タクヤ:それが新鮮でいいですね。ロマン地下はやっぱり最高のキラーチューン。

ノリ:最初はふざけて作った曲なんだけどな(笑)

タクヤ:結構そういう曲がキラーチューンになったりしますよね(笑)すぐできた曲なのにみんな好きで、逆にめっちゃ時間かけて作った曲はみんなそんな反応なくてみたいな

ノリ:バンドマンあるある。

  ノリさんのジャッキンへの印象は?

ノリ:俺もブッシュを見てたからさ、タクヤがボーカルってのは変わらないんだけど。でももっとライブにエネルギーを求めてる感じはする。ブッシュの時はメッセージを込めて歌を聴かせて、空想少年とかぶるところもあって。歌モノライブバンドみたいな感じだった。でも今は直感的なライブをやろうとしてる印象は受ける。もっと大事にしているもの、芯にあるものを出していきたいみたいな。ほら、Balenoとかがアホみたいなライブやるけどさ。

一同:(笑)

ノリ:そっちに行きたがってるまではいかないけど、求めてる感じ。

タクヤ:ああ、確かにブッシュの頃よりは泥臭い感じでいきたいなと思いますね。

ノリ:曲もそうだし。メロコアっぽいとこもあったり。これからどう変わっていくのかなってすごい楽しみだな。

 

 ロマン地下への意気込みをどうぞ

タクヤ:ロマン地下のコンセプトが“いつだってロマンは地下から生まれる”で、俺もライブでロマンとか感動を味わってきたからその一言ですごい共感を得た。誘ってもらったときにはすぐ出たいって思いました。俺は前のバンドの頃からそういうメッセージ性をずっと大事にしてきたから。もちろん今のバンドでも変わってない。Jack In the Boxができることってのは、言葉で表さなくてもライブで見せるバンドもいれば、MCとかライブだけ曲だけじゃなくても伝えるバンドもいると思ってて。俺らは後者だと思うし、しっかり曲だけじゃなくメッセージこめて、すごくライブハウスを活気づける大きなイベントだと思うので、しっかり自分が感じた思いを曲とかでも伝えていけるライブをしようと今から気合が入ってます。ライブハウスは元気がないみたいな世の中の見方があるけど、立川ハートビートがずっと大事にしてきたものはあるし、それはたとえ身内ノリだって言われても俺はそれが悪いと思わなくて。身内が盛り上がらなければ外には発信していけないと思うから。だからまず俺ら、全出演者でそういうムーブメントを起こしてゆくゆくはもっともっと大きいものにして外に出していければ。やっぱりバンドマンはそういう話好きだしそういうモチベーションにつなげたいし、夢のある話だなぁと思います。来た人をライブハウスの虜にしたいですね。

ノリ:俺がこれを立ち上げた理由ってのが、ヲトシグレってバンドがひとまず立ち上がって、とりあえず面白いことやりたいって思って。でもただ企画を打つだけじゃつまらないし誰にでもできるし。じゃあ何ができるかってところでロマンチカって曲の本当の意味、“いつだってロマンは地下から生まれる”ってコンセプトを使おうと。ここで名前は出さないけど、前に“ライブハウスから革命を”ってライブをやってきたバンドがいて。そこまで出来なくても俺らが育ってきたライブハウスってものを大事にしたいから。じゃあ今持ってるもので戦おうってなった時何が必要か。ライブハウスって力がまず必要で、そこはハートビートっていう自分がずっと育ってきたライブハウスがあり。その中にもいろんな先輩後輩とかオーナーとかとの関係があって、そこも全部ひっくるめて巻き込んでやろうっていうイベントでもあるんだよね。ロマン地下を立ち上げたときにそこに共感してくれる仲間が沢山いてすごいうれしかった。だからVOL.1はね、どのバンドを呼ぶか本当に悩んだ。いろいろ考えて考えて、今後俺らを踏み越えていくだろうバンドを呼ぼうと。まだ負けねーけど。んで、この先俺らはずっとライブハウスに、ずっと地下いるから、なにかで悩んだりつまずいたらまたロマン地下に戻ってこれるようなったらうれしい。

タクヤ:地下ってなんか特殊だなと思うんですよ。あんな幽閉されているような場所に集まるお客さんもバンドマンも日頃日の当たる外では吐き出せなかったりする思いがあって地下に集まってくるのかなって思うんですよね。地下じゃないライブハウスもあるけど(笑)

ノリ:そう、だからこそ音楽に呪われてロマンに魅せられた俺たちがお客さんも巻き込んで伝染させてやろう!(笑)

タクヤ:地下から外へ!(笑)

ノリ:夢を持とうぜ!恥ずかしくないぜ!って(笑)

 

 

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