坪井紀将(ヲトシグレ) ×浅川駿介(Sound Travelers)

2015年04月23日 14:31

 

  お互いのバンドの関係を教えてください。

浅川 駿介(以下駿介):先日初めてライブを見せていただいて俺らと同じ編成なんだなとびっくりして(笑)尊敬するバンドも他にもいますがちょっと違った目線で“あぁなりたいな”という感じで見てました。

松原:もともとHeart BeatからSound Travelersが企画やるときに声かけてもらってそのライブは残念ながら出られなかったんだけど、そこからヲトシグレとしては編成も同じだしSound Travelersを気にかけていて、そういうことがあって今回O.A.で出演をお願いしたわけですね。

 Sound Travelersの印象はどうですか?

坪井紀将(以下ノリ):Sound Travelersの第一印象はベースボーカルだし結構歌もの系だなって思って。どちらかというと俺の前進バンド(空想少年)に近いのかなって思ったな。

 同じ編成で楽曲的にも少し近いところにいる高校生バンドがいることに対してどう思いますか?

ノリ:なかなかベースボーカルってのなかなかいないから単純にうれしいね。活動休止が決まってるみたいだけど戻ってくるのであればずっとつながっていたいなと思うね。この編成ってなかなか貴重だから辞めちゃうのは俺としてはすごいもったいない。

 スリーピースでギタボは割といるけどスリーピースでベースボーカルってあんまりいないからね

駿介:ちょうどタイムリーなんですけど最近自分の中で揺れてて。というのもスリーピースバンドが高校生の中にあまりいなくて、周りがみんな4人とかでやってるのに俺ら大丈夫かみたいなことを思っちゃって。そういう中で先輩バンドにそういうバンドがいるってだけでモチベーションになるし、4人に負けてないし全然大丈夫って思えて。スリーピースの良さで人数の多いバンドに渡り合ってるところですごいかっこいいなと思って。それでつい昨日バンドでスリーピースでやってくぞ!4人のバンドの圧力に勝つつもりで3人でやってくぞ!って話をしたところなんです。

 先輩としてスリーピースの面白さとかここをこういう風にやっていかないときついぞというようなアドバイスなどあれば。

ノリ:難しい話になっちゃうかもしれないけどスリーピースは単純な音圧じゃ勝てないかもしれないけど、実際人間の耳って単純だから駆け引きでどうにでもなるんだよね。例えばラウド系のバンドが思いきり重たい音でドーン!って会場の空気を支配して、そのあとに俺らが出てきたとして、一発目はどうしても負けてるんだけど、その出し方次第でそんなこと関係なくなるんだよね。だから音圧とかで勝負しないほうがいい。

駿介:なるほど。

ノリ:作り方というか駆け引きは研究しないといけないね。スリーピースってギターとベースとドラムっていうバンドの最低限の楽器しかないからタイトさを突き詰めていった方がかっこよさがより一層出るのかなって思うな。詰め込みすぎても結局足りないわけだから。でもその足りない部分を逆手にとって、例えばバラードとかの静かな場面でドラムとベースの単音しかいないみたいな状況にして一気にギターを乗せてきてドラムも爆発してっていうときのギャップが大きく出せれば4人か5人とか関係なくなる。

駿介:曲を作ってる身としては工夫していかなきゃなと思いますね。

ノリ:8ビートを武器にしたら勝てるよ(笑)あとはコーラスとかも大事だね。

駿介:一回やってみたんですよね。うまくいかなかったんですけどこれからも練習していかないといけないですね。

ノリ:俺の中の感覚では4人の中のコーラスは単なる上乗せなんだけどスリーピースのコーラスはもう1本ギターが入ったような感覚なんだよね。それでまた圧が違ってくるし。こういうのがおもしろくて俺はスリーピースが好きなんだよね。

 O.A.としてではあるけれども高校生バンドが大人のバンドたちの中に立ち向かっていくわけではありますがどう戦っていこうという気持ちがありますか?

駿介:メンバーの中でもロマン地下のO.A.って重荷になってる面もあるんですけど、技術じゃ勝てなくても、逆にその重荷をライブに還元するというか、緊張の中からその気持ちを爆発させるようにやりたいと思います。もう頑張るしかないから(笑)メンバーとも支えあってロマン地下を目標にして…頑張る!!!

一同(笑)

ノリ:もう一つプレッシャーをかけるとしたら“あぁ、Sound Travelers呼んでよかった”って思わせてほしい(笑)

駿介:今日帰ったらさっそくメンバーにLINEしますね(笑)言われたぞって!                                                                                          

 Sound Travelersから記事を読んでくださっている方々に何かメッセージなどあれば

駿介:僕らはずっとSound Travelersとして活動してきたんですけど、メンバーの脱退やらがあって他の高校生バンドがみんなやってる中、乗り遅れた感があって、周りを下から良いなぁって思って見てたんですけどこれから逆転していくっていう強い気持ちを持って頑張っていくんでよろしくお願いします!!

 

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